サービスの識別

このプロパティ・シートでは、選択したネット・サービス名またはデータベース・サービスのネットワーク情報を表示または変更できます。

サービスの識別

「サービスの識別」ボックスを使用して、CONNECT_DATA情報を表示または変更します。

要素 説明
サービス名 Oracle8 i以上のデータベース・サービスに接続するようにこのクライアントを構成する場合、サービス名を入力します。注意: ディレクトリ・サーバーに格納されているデータベース・サービスの場合、このフィールドには現在の値のみ表示されます。変更はできません。
SID Oracle8データベースのOracleシステム識別子(SID)を表示します。
接続タイプ リストから、ネット・サービス名で使用するサーバーとして「専用サーバー」「共有サーバー」またはデータベース構成に使用されている方法を選択します。初期化パラメータ・ファイル内で共有サーバーが構成されている場合は、「専用サーバー」を選択し、リスナーで専用サーバーを起動させて共有サーバー構成をバイパスします。初期化パラメータ・ファイルで共有サーバーが構成されており、この接続で常に共有サーバーが使用されることを保証する場合は、「共有サーバー」を選択します。サーバーでデータベース常駐接続プーリングが有効である場合、「プール・サーバー」を選択してプールから接続を取得できます。
Oracle8リリース8.0互換識別子を使用 Oracle8iより前のリリースのデータベース・サービスに接続するようにクライアントを構成している場合は、このオプションを選択します。Oracle9iおよびOracle8iのリリースのデータベース・サービスを構成する場合は、このオプションの選択を解除します。
詳細 詳細CONNECT_DATAパラメータを構成します。

アドレスの構成

「アドレス」ボックスを使用して、リスナーのプロトコル・アドレスを変更、追加または削除します。

アドレスをすでに構成している場合には、各フィールドにそのプロトコル情報が表示されます。

要素 説明
プロトコル リストから、このリスナー・アドレス用のプロトコルを選択します。選択したプロトコルごとに、各フィールドに適切な情報を入力します。
「詳細の表示/詳細の非表示」ボタン 「詳細の表示/詳細の非表示」ボタンを使用して、アドレス用のI/Oバッファ容量制限を指定するための設定を表示または非表示にします。

これらの設定は、TCP/IP、SSL付きTCP/IPおよびSDPプロトコルでサポートされます。

  • 合計送信バッファ・サイズ: セッションの送信操作のためのバッファ領域をバイト単位で指定します。

  • 合計受信バッファ・サイズ:セッションの受信操作のためのバッファ領域をバイト単位で指定します。

注意: これらの設定を指定すると、クライアント側のsqlnet.oraファイルでの設定は無視されます。

「+」ボタン プロトコル・アドレスを新規作成します。新しい「アドレス」タブが表示され、プロトコルを選択して各フィールドにプロトコル情報を入力できます。選択するプロトコルは、クライアントとサーバー(リスナーが常駐)の両方にインストールしておく必要があります。
「X」ボタン 選択した「アドレス」タブとそのアドレス情報を削除します。
「<」ボタン プロトコル・アドレスをリストの上方に移動します。
「>」ボタン プロトコル・アドレスをリストの下方に移動します。
「詳細」ボタン 接続時フェイルオーバーおよびクライアント・ロード・バランシングなど、複数のアドレス・オプションを構成します。

「適用」ボタン

設定を適用します。

「回復」ボタン

設定を元の値にリセットします。

I/Oバッファ容量の構成の詳細は、Oracle10i Net管理者ガイド「パフォーマンスの最適化」の章を参照してください。

関連トピック

データベース・サービスのネットワーク・ルート情報の作成

追加のプロトコル・アドレスの作成

複数のアドレス・オプションの構成

詳細接続データ・オプションの構成